HL Fishingを運営しております、小林大介です。
今回の記事ではカマスについて書いてみたいと思います。というのも今時期からカマスが釣れて釣れて。

ということで過去釣果からのハウツー的記事です。

僕の住む徳島県南部では、いちばん手堅く数が釣れ、しかも食べて美味しい魚の代表として君臨しているのがカマスです。

入れ食いになれば1日で30匹。連日釣り過ぎて50匹!なんてことも、普通に起きるのがカマス釣り。しかも釣行時間はわずか1時間。

この記事では、徳島県でカマスを釣り続けてきた経験をもとに、時期・場所の型・仕掛け・時合い・食べ方までをまとめて紹介します。

【KOBAYASHI吹き出し】「近所の堤防で、祭りを起こす」ための記事とでも言っておきましょうか。

カマス祭りはいつ始まる?

結論から言うと、カマスは居る時と居ない時がありまして、ほぼ一年中居る年もあるのですが、祭りになるのは夏と秋が多い印象です。

つまり、記事を書いている今時期です!

意外なところだと、カマスが最初に姿を見せるのは実は真冬。
2月になると、近所の漁港にカマスが入り込んでくるのが恒例になっていたりします。

ただし、この時期はまだかなり気難しい状態。姿はあるのに口を使わない日が多く、ある2月の釣行では、カマスの気配はあったのに釣れたのは小さなセイゴだけ。

流れが変わるのは春

3月になると群れが本格的に入りだします。群れているアカカマスをどう釣るか…と試行錯誤していたら、翌月にはルアーで入れ食いの50匹なんてこともありました。

【KOBAYASHI吹き出し】厳しい時期に入れ食いは超楽しいので、カマス釣りが僕は非常に好きなんです。

この時のきっかけは、釣り場でよく会うおっちゃんの「あそこの漁港でボチボチ釣れているわ」のひとこと。一次情報って大切です。

そして夏がやってきまして、ここからが本番です。

7月には時合いを狙い、3日間で約50匹釣ったことも。
8月には真夏の炎天下にのんびり釣っていたら30匹を超え。ついでに60cmのマゴチまで釣れたことなどもありました。

そして、秋には第二波が来ます。

「今年はカマスの大量発生です」とブログに書いた年もあり、10月には堤防に入った群れがそのまま入れ食いになりました。

季節ごとに整理すると…

  • 冬:群れが入りはじめる(まだ渋い)
  • 春:釣れだす。爆発する日もある
  • 夏:最盛期。時合いを掴めば数釣り
  • 秋:第二波。大量発生の年もある

ほぼ一年中付き合える魚ですが、年によるムラはかなりありますし、実際に今年はカマスが非常に少なく、これを書いている8月末でも未だカマスが水揚げされていない様子です…

僕もたまに調査に行きますがまだまだ全然といった感じ…
今年は群れ自体がどこかに行ってしまっている…もしくは居着いていないのかもしれません。
ベイトとなる小魚も少ない様子ですし。

ローカルの釣り人に話を聞くと、「2週間前は釣れとったけどな〜」なんて会話になることもあるのですが、気まぐれなそういう魚だと思って付き合うのがちょうどいい距離感だと思います。

【KOBAYASHI吹き出し】僕の感覚では、真夏の炎天下に祭りが起きる年がいちばん楽しい!暑すぎて誰も釣り場にいない中、ひとりで入れ食いになりますからね(笑)

カマスはどんな魚?アカとクロは別物

カマス釣りを始める前に知っておくと良いことがあります。
カマスにはアカカマスとクロカマスがいて、味がまるで違うのです。

アカカマスは断然美味しい魚です。クロカマスと比べて明確に上で、刺身や炙りでいけます。カマスの中でも上位ランクと言っていい味です。市場に並んでいるほとんどはアカカマス。

一方、クロカマスはやや水っぽく、「クロカマスを持って帰ってもな〜」なんて思いながら釣っていた時期もありましたし、事実ローカルのおっちゃんたちは「クロか…」とクロカマスはリリース対象となっています。

アカカマスは市場で価値があるのに対し、クロカマスは市場価値がないことから、未利用魚として扱われている事実もあります。

ただ、個人消費としてクロカマスがダメかというとそんなことは全然なく、フライにすれば十分美味しく、僕もカマス丼の日々を送った夏もあります。

【KOBAYASHI吹き出し】同じ漁港でも時期によって釣れる種類が入れ替わります。アカカマスがよく釣れていた夏の前半から、後半にはクロカマスが多くなった…なんて年もありました。

スポットは漁港・堤防のミオ筋

僕がカマスを釣ってきた場所は、ほぼすべて漁港と堤防です。
特別な秘境ではありません。「近所の堤防にカマスが入ってきたらしい」…それくらいの距離感の場所ばかりなのです。

ただ、同じ漁港の中でも釣れるスポットがあり、その差は明確にでます。

僕が意識しているのはミオ筋。船の通り道として深く掘れている筋のことですね。
以前、入れ食いになった場所を後から考えてみたら、まさにミオ筋のど真ん中でした。
しかも、カマスの群れの後ろには、それを追いかけるシオ(カンパチの幼魚)まで付いていることもあり、カマス釣ってたらシオも釣れるなんてこともあります。

ベイトが通る道にカマスが付き、カマスの群れにフィッシュイーターが付きます。魚が溜まる地形にはちゃんと理由があるんです。

潮が動いているかどうかも見ています。ただ、潮が下げ止まってノッペリした日でもミオ筋に群れが溜まって入れ食いになったことがあるので、潮はその限りではなく、どちらかというと地形のほうを先に見るようにしています。

【KOBAYASHI吹き出し】初めての漁港でまずやるのは、投げることではなく水面を眺めることです。船の通り道、潮のヨレ、ベイトの気配を見るだけで、立ち位置はほぼ決まりますよ。

ブレードと太リーダーが正義

カマスの仕掛け選びはかなりシンプルです。

まずはブレード系から。
カマスはブレードに異常に反応する魚で、カマスを狙うなら絶対に持っておいたほうがいいアイテムだと僕は思っています。

メタルジグにつけてぶっ飛ばして広く探れて実績も抜群。
一投目からヒットなんてことは、カマスが釣れている時期ならよくあります。

活性が高い日はもっと簡単で、メタルジグを落としただけでガツガツ当たります。
数釣りとお土産確保なら、ジグサビキも強い味方になります。

ここまでが「釣れる日」の話です。
問題は渋いとき。

僕の引き出しは3つ。

ひとつ目はボトムすれすれを狙うこと。
気難しい日ほど、底ギリギリを通すと口を使ってくれます。

ふたつ目はブレードなどのスローなカーブフォール。ブレードのきらめきに堪らず反応してくる感じですね。ラインの張り具合を嫌っている様子で、ナチュラルなフォールなら食う…とそんな印象です。

みっつ目はダート釣法。
渋くなった日には、横の反応には全くないけど、ダートでは激反応が良かったなんて日も多々あります。

何より大事なのはリーダー

カマスの歯はギザギザですから、細いリーダーだと一撃で切られます。
太めを組んでいても、活性が高い日は切られることがあるほど。

細リーダーで挑もうものなら一撃で終わりますので、カマス狙いの日は最初から太リーダーで組んでください。僕の太リーダーの目安は20lb。これぐらいならそこまで簡単に切られることはないので目安としてオススメです。

もちろん、その時釣れているサイズに合わせるのはいうまでもありません。

時合いを外さないのもコツ

群れているといってもカマスは時合いの魚です。
ここを外すと「群れはいるのに釣れない」現象が起きます。

僕の経験では、早朝の短い時間だけ釣れ続いた夏もあれば、「日が出ているほうが食いが良い」年もありました。

9時や15時に爆発して、17時を過ぎるとピタッと止まる…
そんな年もありました。

夕方の軽い釣りでポロポロ釣れはじめた年もあります。

つまり「カマスの時合い=朝」とは限らず、年や群れによって、朝だったり日中だったり夕方だったりします。その年のあたり時間を見つけるのも、カマスに近づくコツと言えるでしょう。

共通するのは、釣れる時間がとにかく短いこと。
到着10分で時合い終了なんて日もありました。

ですから、時合いが来たら手返し最優先。
ルアー交換で悩んでいる時間がいちばんもったいないのです。

僕のカマス釣行は、こう組んでいます

参考までに、祭りの最中の一日の流れを書いておきます。
まず前日に潮を見ますが参考程度です。大潮の早朝に時合いが重なりそうなら、4時に起きて5時に漁港に着くように動きます。

着いたら投げる前に水面を見て、ミオ筋と潮の動きを確認します。
一投目はブレードで沖から探ります。一投目からヒットすればそのまま手返し勝負です。

アタリが遠のいたら、ボトムすれすれ、カーブフォール、ダートの順に引き出しを変えていきます。時にはミノーがあたりなんて時もあるので謎な魚でもあります。

シュガーディープでも相当釣りまして、もうカマスの歯でボロボロ…。

そして、時合いが終わったら粘りません。
帰り道の漁港に寄って様子を見るか、豆アジに切り替えるか、さっさと帰って食事の支度をします。

そんな感じの流れなので、カマスが釣れている時期はもはや釣りというか、漁に近いかもしれません(笑)

【KOBAYASHI吹き出し】時合いの外で粘った日は、だいたい時間だけが溶けます。潔く帰るのも、カマス釣りの技術のうちだと思っています。

「カマスが入ってきたらしい」という気配を感じたら、みなさんもぜひ竿を持って出かけてみてください。

実際の記録

これまでの釣行記から 17 本。